聖書に立ち、福音を伝えるサーバントリーダーを育成する

10年後に起こる危機・・・

今後10年間における日本宣教の困難について、具体的に考えたことはありますか…?
クリスチャンは減少の一途をたどり、状況は大変危機的です。この根本的な問題の一つには、クリスチャン人口が1%も満たない日本で、聖書を教えることのできるサーバントリーダーが育てられていないという点が上げられます。
既存の教会は牧師を見つけるのも難しく、多くの牧師は定年となる年齢を迎えています。教会開拓においても、聖書を教える事の出来る牧師、リーダーは不足しています。神学校で学ぶ生徒の総数も減少傾向にあります。この現状に対して、人々はなかなか答えを出せずにいます。

イエスは弟子たちに「働き人が与えられるよう祈りなさい」と言われました。

もし私たちが教会の成熟や信徒の霊的な成長を願い、その結果クリスチャン人口も増えていくことを期待するなら、まずはみことばの奉仕者が与えられるように、主イエス・キリストに祈らなければなりません。(マタイの福音書9:35-38)同時に、イエスは弟子たちを呼び寄せ、任命し、教え、彼らにこの御言葉の働きを行う機会と経験を与えられました。こうして、御言葉の奉仕者のために祈ると同時に、イエスご自身が働き手を訓練されました。私たちもみことばの奉仕者が与えられるようイエスに祈りつつ、同時にその働き手を訓練したいと思います。これこそ、Samurai Projectsが行いたいことです。

Samurai Projectsのビジョンは、現代の東京において毎年20~40名の福音宣教に志ある方々を、働き人として訓練することです。私たちは彼らに福音を語る場を提供し、彼らを励まし、福音宣教の機会と成長のために用いられたいと願っています。

聖書的基盤と教会の成長

このトレーニングは、教会を拠点とする奉仕をフルタイムで行います(1~2年間)。このプロジェクトを終えた参加者は、福音を宣べ伝えることのできる者としてそれぞれの進路に歩んでいきます。神学校へ進学する人、教会スタッフとしてあるいはビジネスマンとして働く人、アーティストを目指す人、職場に戻る人など、その道は個性の数だけ多岐に渡ります。
侍たちはそれぞれに各教会で奉仕をし、週に一度丸の内に集まり、一緒に祈り合い、思いを共有し、トレーニングを受けます。20~40の教会と共に、その教会の侍たち(インターン)の学び会を丸の内で行い、聖書を教えることのできる忠実なサーバントリーダーを育成します。
御言葉の奉仕者が起こされるのを見守りつつ、それが連鎖反応を起こし、訓練を受けた者が次のクリスチャンを訓練し、彼らがまた、人々に対して愛のうちに真理を語るようになることを、私たちは願っています。そのようになれば、クリスチャンの共同体全体が成熟し、未信者にも愛に満ちた福音の真理が語られることになります。この全ての働きの結果は、キリストのからだが東京の地に建て上げられることです。それはつまり、教会の成長です。

訓練の3つの要素

学び
聖書の解釈やキリスト中心の考え方、説教学、クリスチャンのサーバント・リーダーシップなどを学びます。
ミニストリー
短い説教、1対1のメンタリング、子どもたちへの聖書教育、スモールグループにおけるバイブルスタディーを通して訓練します。また、1対1のフィードバックとメンタリングを受けます。
奉仕
具体的に、東京や教会の人々の必要のために仕えることにより訓練されます。

名前の意味と期待

日本語の「サムライ」という言葉には様々な意味が含まれます。この一語から、忠誠心、規律、自国への犠牲的な奉仕のイメージを想起させます。それは日本人としての崇高さを凝縮したような言葉です。しかし、このように非常に良いイメージを与える一方で、「サムライ」という言葉には暗く暴力的な側面もあります。この「サムライ」という言葉の多様性は神学に共通するものがあり、日本の奉仕者たちのリーダーを育てるための当プロジェクトにこの名前を選んだのもそのためです。「サムライ」には、君主と国への忠誠心と犠牲的な奉仕の意味合いが表現されています。

しかし、私たちが住む世界と同じように、このような概念は罪と腐敗によって崩壊してしまいました。酒に酔い暴力的なサムライが心を失って放浪する姿は、神に反逆する壊れた世界のようです。しかしイエス・キリストの死と復活により、どれほど酒に酔い暴力的であろうと、意味や目的を失っていようと、彼らの罪が赦される道が与えられました。それは罪の赦しだけでなく、福音によって変えられることを意味します。

真の君主であるイエス・キリストの忠実なしもべとなり、傷ついている日本という国に住む人々に、信仰によって神のことばを教える者へと変えられるのです。Samurai Projectsは、イエス・キリストの福音のために仕えるサムライを育てるプロジェクトです。

  • 日本代表の野球チーム

    SAMURAI JAPAN
  • 日本代表のサッカーチーム

    SAMURAI BLUE
  • 日本のお酒を国内外へ紹介する人々

    SAKE SAMURAI
  • 日本人の忠誠を表す言葉

    SAMURAI 魂
Samurai Projects

これまでの歩み

2016年4月に始まった侍プロジェクツ(SALT Project)はこの数年間で、18名の参加者、修了者を生み出す事に導かれました。修了者の2名は教会開拓へ、2名は新たなミニストリーを立ち上げ、3名が神学校へと進んで行きました。そして5名は教会で聖書を教える働きに携わり、6名は仕事場へと戻り、奉仕リーダーを担ったり聖書を教えたりすることができるようになりました。私たちはこの大きな恵みを注いで下さった神様を心から賛美します。それと同時に、開始当初より試行錯誤を重ね続けた日々でもありました。当初このプロジェクトをリードする予定だった方が、突然辞退せざるを得なくなり、指導者がいない状態になってしまったのです。そこで、リチャーズ師が働きを続けながら、パートタイムでプロジェクトリーダーの役割を担うという苦渋の決断に至りました。必然的にプロジェクトのための労力は限られてしまうため、理想通りにはいかず、妥協せざるを得ない部分もありました。しかし、このような問題があってもなお、主は必要な資金を備えてくださっただけでなく、公式にこのプロジェクトをスタートし、参加者一人一人を導いてくださったあわれみに心から感謝しています。参加者は、それぞれ4つの教会で宣教活動を行いました。

今後に向けて

2020年前半、半年以上かけて過去のSamurai卒業生及び本プロジェクトへ講師として関わられた方、様々な牧師、教師、神学校の教授、宣教団体のリーダー達にインタビューを行い、フィードバックや今後の改善に向けた案を頂きました。 そして議論と熟考を重ねた結果、東京で聖書を教える事のできるリーダーを育成するため、TMP理事会はSamurai Projectsの傘下で4つのコースを始める事としました。

①牧師検討者への見習い制度: これまで数年間行っていたプログラムと同様のもので、実際に牧師の働きを見て、実践し、フィードバックを受け、またそれと共に勉強を通して、聖書を教える働きの訓練を行う事を願っています。さらに、地域教会でのフルタイムの見習い生としての働きは、参加者にとってフルタイムで聖書を教える働きに就くのが適切かを考え、祈り、試す機会ともなります。

②聖書を教える社会人を訓練する夕方の短期コース: 聖書を教えるクリスチャンの社会人を、実際に見て、教える事を実践し、フィードバックを受け、またそれと共に勉強をする事で訓練します。これは約6回の夕方のクラスを予定しており、加えて実践できる場を設けます。

③牧師とリーダーのための訓練セミナー:牧師や宣教団代のスタッフ、神学生がリーダートレーニングについてお互いに意見や葛藤、自身の経験について分かち合い、より良くリーダーを訓練できるよう助け合う時を持ちます。

④学生と若者向けの牧師との交流:大学生もしくは20-30代のクリスチャンが一週間牧師と共に過ごす機会を与え、牧師の生活を見て、牧師と話し、訓練を受ける事で、将来の可能性としてフルタイムで聖書を教える働きに就くことが現実的かどうかを考える機会となります。

現在①と②について、2021年4月開始を目指して働きを進めています。

共に手を取り合って、聖書を教える事の出来る
サーバントリーダーを
日本の地に起こしていきたい

私達は侍プロジェクツのビジョンを、東京にいる沢山の、そして様々な教団教派に属する牧師たちと分かち合いたいと願っています。この働きに参画することで、‘ 福音的パートナーとしての交流 ’が生まれることを望んでいます。主の御心ならば、何年かかるかは分かりませんが、日本が長年抱える問題に対処する答えの一つになると信じています。

実践的に、参加者の所属している教会の牧師や支えている信徒リーダーとも状況をきちんと共有し、プロジェクトの『運営』以上に、信徒の『育成』について真剣に取り組む必要があります。このプロジェクトの目的は福音宣教に携わりたいと願う信徒にとって可能性を開くきっかけとなることです。そして参加者とその教会、また奉仕に来られる講師にとって、有意義でより一層神の恵みを経験出来る機会となることを心から願っています。また、祈りのチーム、経済的必要を支えて下さるチームの為にも祈り、参加者が十分に訓練を受ける事が出来る為にトレーニングを続け、メンタリング、トレーニングのリソースを提供したいと考えています。

ぜひお祈りください。

その時 (イエスは) 弟子たちに言われた。
「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のための働き手を送ってくださるように祈りなさい。」 マタイによる福音書 9章37-38節

東京という収穫の地に毎年20名の働き手を送り出すために、収穫の主が、このSamurai Projectsを用い、東京そして日本全土がイエス・キリストの福音で満たされるよう、私たちと共にお祈り下さい。