ご挨拶 ティエリ・リチャーズ代表【2025年冬号ニュースレター】

明けましておめでとうございます。新しい年を迎え、昨年を振り返る良い機会です。2023年は非常に困難な年でしたが、2024年はスタッフ・チームにとってよりポジティブな年となりました。総務担当の玉貫なおみ、サムライ・プロジェクツ事務スタッフの大森美里、丸の内チャーチ東京アシスタントのアンディ・ダンカンがスタッフとして加えられました。現在、4つの部署にそれぞれ2名のスタッフが勤務しています: 1)丸の内オフィスグループ(ティエリ・リチャーズ、遠藤明)、2)サムライプロジェクツ(宮下牧人、大森美里)、3)丸の内チャーチ東京(平野孝明、アンディ・ダンカン)、4)総務(田中真理、玉貫なおみ)。皆さんと私たちの祈りに応えて主が備えてくださったことを、心より感謝します。


先日開催された社会人のためのクリスマス・パーティー「インスパイア丸の内」では、「祈り」が大きなテーマのひとつとなりました。12月11日(水)、東京駅前の丸ビルに約80名の参加者と8名のホストが集いましたが、参加者のうち約3分の1はクリスチャンではありませんでした。カイル・ランネルズさん(デロイトトーマツ、パートナー)による15分間のクリスマス・メッセージが、マタイによる福音書1章18節~25節から「神が私たちと共におられる」というテーマで語られました。また、松崎基憲さん(UAゼンセン、弁護士)による15分間の証しがあり、マタイによる福音書1章23節にある「共におられる神」に焦点を当て、ヨハネによる福音書16章23-24節から祈り求めるというテーマで語られました。

それぞれの講演の後、小グループでのディスカッションの時間があり、その後、2人の講演者との質疑応答の時間が設けられました。この質疑応答では、父なる神の御子とその世界に対する愛、そして祈りについてのトピックに、会衆の特別な関心が示されました。丸の内にある15のオフィスグループのうち、13のスモールグループが参加し、それぞれ2人のスモールグループリーダーが配置されました。イベントの最後には、神成紀州さん(Go Fluent、シニア・マネージャー)が歌詞の意味を説明して、一緒にクリスマス・キャロル「O Holy Night」を歌いました。福音のメッセージが語られ、友情が芽生え、集われたすべての人々にとって大いに励まされた時間となりました。イベントの後、メールで届いたコメントのひとつを紹介します。「素晴らしいイベントであり、それにも増して素晴らしいスピーカーでした!会場から出るとき、感動で胸が 「ざわざわ 」しました。」どうか蒔かれた福音の種を通して、聖霊が私たちの心とたましいに働きかけ、翌週も、数ヶ月後も、数年、数十年の間にも、30倍、60倍、100倍の実を結んでくださるように願います。覚えてお祈りください。


12月15日、丸の内チャーチ東京(MCT)でもクリスマス礼拝が行われました。最初の15分間は子供たちも一緒にクリスマスのお話を聞き、その後クイズと童謡を歌い、子供たちが作ったカードを8月に洗礼を受けた男性(上山雄人さん)にプレゼントしました。祝福と恵みに満ちた時間となり、大いに励まされました。その後、子どもたちは隣の部屋に行き、平野さんがイザヤ書9章の説教をし、小グループでのディスカッションタイム、礼拝後は皇居外苑でのピクニックと続きました。参加者は大人22名、子ども6名の計28名でした。おかげさまで、2024年は丸ビルで毎月集まり共に礼拝をおささげすることができました。会場を管理する会社と良好で健全な信頼関係を築けるように助けてくださった主に感謝します。平野さんと私は、2025年1月と2月に、この働きの次のステージのための提案書を提示するために、そしてこれらの福音パートナーたちからの知恵を得るために、礼拝に出席している人たちと会う予定です。


最後に、非常に悲しいことですが、サムライ・プロジェクツ(SPs)の活動は前期、最も厳しい時期を経験しました。詳しくは続きをお読みいただきたいですが、昨年4月に私たちと一緒に活動を始めたサムライの一人(古川優さん、41歳)が、体調の急激な悪化のため、夏の終わりにプロジェクトを中断せざるを得なくなったのです。彼女は京都の教会での仕事をやめ、大阪の実家に戻り、そこから9月に入院しました。残念なことに、医師たちの懸命な治療にもかかわらず、優さんは体重を減らし続け、11月30日(土)に優さんが主のもとに召されたことを、深い悲しみとともにお伝えします。12月4日(水)に大阪で行われた葬儀には、TMPより宮下牧人(SPsディレクター)、田中真理(総務スタッフ)、そして私の3人で参列しました。サムライ生の角井智明さんも遠方(北海道)より葬儀に加えられて、共に優さんを忍び、深い悲しみに嘆きつつ、涙を流しつつも、彼女の愛と優しさを改めて確認し祈る大切な時となりました。京都にある優さんの教会の牧師であり、私が5年前から毎月メンタリングしている橘直樹さんが葬儀を取り仕切り、優さんのノンクリスチャンの家族や親族を含め、葬儀に参列したすべての人に、賢く、愛情深く、わかりやすく福音を伝えてくれました。以下に、宮下が他のサムライ生たちに優さんの逝去を知らせるために書いたメールと、橘直樹師の葬儀説教の全文を掲載します。私たちは、この信じられないほど悲しく悲劇的な喪失について考えるとき、これらの言葉があなたを深く慰めることを願っています。