サムライの経験を通して【2024年秋号ニュースレター】

庄山 奈津実
東京センターチャーチ(月島)

仕事や日常生活を通してクリスチャンとして歩むことは頭での理解と現実の中に多くの葛藤があります。私は看護師として働きながら、同僚との間で、患者さんとの間で、また医師との間で、さらにそこに起こる一つ一つの状況に対して出てくる気持ちや判断にあらゆる葛藤がありました。職場の中にほとんどクリスチャンがいない中で働く難しさを自分自身感じており、同じような環境にいる教会の同世代の働いている兄弟姉妹をみことばや祈りを通して励ましあいたい、そのために自分の時間を捧げていきたいという思いから献身について祈り始めるようになりました。

サムライを始めるにあたり、礼拝後に教会の皆さんにサムライプロジェクツとはどういうプログラムか、インターンとして教会でどのような奉仕に関わっていきたいか、祈りや個人献金のお願いをシェアしました。新しいプログラムであり、どのように教会の皆さんが感じるか不安がありましたが、多くの方が祈りと年間を通して捧げてくださる献金によって神さまの働きに加わってくださいました。このことを通して神様の十分な備えを体験することができました。また、教会の皆さんに支えられながら、このインターンの働きが始められたことに感謝と励ましを受けました。2年目には、さらに多くの方がニュースレターを受け取ってくださり祈りに覚えてくださっていることも神さまの大きな祝福です。

インターンを始めてから地区の中高生会のスタッフとして関わることになりました。東京センターチャーチには中高生が一人であり、ユースのための時間がない状況だったので、これから関わっていく学生をよく知っていきたいと思い、その女の子と聖書を読み祈ろうと、提案しました。初めは、やはり互いに緊張感がありましたが、約1年半続けることができています。みことばから神様のことを知ったり、その聖書箇所から受けたこと話したり、考えたりする時間は楽しみと喜びがあります。また勉強、友人、家族や将来のことを話し、祈り合える関係に感謝します。神さまがその時間を大いに用い、祝福があり、その子は友人を教会に誘ったり、礼拝に来ることが家族に会うような楽しみに変えられると話してくれ、それが彼女のうちから溢れてきているのを感じます。聖霊が働き、うちからイエス様に似せて変えられていく姿を見せていただきました。それはインターンとしてそこに与えられた働きだからこそ、体験させられた神さまの栄光だと感じます。サムライの授業もさらに聖書を正しく読み、正しく理解することにとても助けになっていますが、牧師のもとで、自分の教会で多くのチャレンジと学びを受けられたことが素晴らしい時間だと感じています。