
中村美月
JECA 朝日聖書教会(愛知)
KGK(キリスト者学生会)東海地区担当主事
私は静岡県出身で、両親がクリスチャンの家庭で育ちました。中学生になってから、神様から目を背けるようになっていましたが、ある日教会での交わりの中で、イエス様が本当の神様だと確信しました。失望していた時に個人的なイエス様との出会いがあり、いのちと生きる喜びが与えられたことを心から感謝しています。
神様のすばらしさを体験するうちに、もっと多くの人に福音を伝えたい、若いうちに本当の神様に出会えるように伝えていきたいという思いが強くなっていきました。そして、神様の導きがあり、大学卒業後からキリスト者学生会(KGK)の東海地区で、学生宣教に携わっています。KGKでの働きは3年目になりますが、今年から侍プロジェクツに参加しながら主事としてご奉仕しています。普段は聖書研究会などの学生主体の活動をサポートし、学生たちとの交わりをもっています。
侍プロジェクツでは各学期のはじめと終わりに、「聖書的確信」「クリスチャンとしての品性」「教える力」の3つの領域において自己評価をし、トレーナーからも客観的な評価をもらいます。私は正直、自分のことを評価することも、他の人から評価されることも苦手でした。学校生活の中でも、数字をつけられることで自分を決めつけられているように感じたり、人からの評価を気にして疲れたりして、嫌だった記憶があります。
しかし、侍プロジェクツの1学期を終えて気づかされたことは、今だに人からの評価を恐れてしまうことがある自分自身の罪と、それでも、何度でも神様の福音に立ち返ることができる恵みです。侍プロジェクツの授業や課題を通して、ただ知識を得るだけでなく、福音がどれほど素晴らしいものかということ、神様のみに頼ることを毎回語られました。
自己評価や他者からの評価は、神様から見た私の価値を変えることがありません。神様が変わらない愛で愛してくださり、ただイエス様によって完全に義としてくださるということが、私にとってどれほどの希望であるのかを改めて思わされました。父が子の成長を見守るように、これからの私の変化をまず神様が喜んで見ていてくださると思います。
また、侍プロジェクツのスタッフの方々やトレーナーも、トレーニーを温かく見守ってくださり、一緒に考え、その成長を一緒に喜んでくださいます。これからも神様の愛の中で自分自身と向き合い、チャレンジし、失敗しながらも成長し続けていきたいです。そして、ますます福音の豊かさを知り、それを関わる学生たちに、周りの人たちに伝える者でありたいと思います。このような環境で学べることを、主に心から感謝します。

講師:東京キリスト教大学学長 篠原基章先生

井戸田恵介先生、ロザンヌジョーンズ先生を囲んで