大阪宣教旅行【2025年春号ニュースレター】

写真 左:藤田ゆずき 右:金田真依 会場近くでチラシ配り

藤田ゆずき (2025年3月SPs卒業)

花巻めぐみキリスト教会(岩手)

10月15-20日、サムライ・プロジェクツは大阪宣教旅行へ行きました。そのプログラムの1つとして学生向けにタコスイベントを開催しました。スタート時は誰も来ていませんでしたが、祈りを捧げ最終的には37名の高校生が参加しました。このことを通して神様は祈りに答えてくださり私たちの想像を遥かに超えた計画のある方であることを教えられました。祈って待っている間は不安と落胆の気持ちでしたが、宣教は主の働きでありそして待たされている間謙遜にさせられて心が砕かれることこそ恵みであることを教えられました。

私はメッセージ奉仕で罪人を食事に招くイエス様(マルコ2:13−17)と救いの証を分かち合いました。学生を食事(タコス)に招いたけれど、一番初めに私を食事(いのちの食卓)に招いてくださったイエス様、そして神の家族に加えられた大きな喜びを思い出しました。そして本来救われるべきでない者が救われ、仕えるべきでない者が仕えられ、学べない者が学べる恵みにも気付かされました。人生で神様が私に与えてくださった恵みを覚え感謝します。

チラシ配りに出かけた時、あるサムライ生の仲間は、チラシを拒否されても登校中、出勤中の人のために神様の祝福を祈っていました。暗い顔をしている人々を見て「もしかしたら学校や職場や家庭で酷い扱いを受けているのかも。居場所が無いのかもしれない」と語りました。私はこの言葉にショックを受け自分を恥ずかしく思いました。この時私の頭の中は「タコスイベントに何人来るか」でいっぱいだったからです。本当に大事なことはイベントが成功することではなく、イエス様の愛を届けることであることに気付かされました。救いまでの流れを「教会のイベント→聖書の学び→洗礼」と考えていましたが、愛はそのまま届けられます。教会で働く中で来る人々を伝道の対象や数として見てしまう強い誘惑がいつもあります。ただイエス様の愛を届ける者へと私自身が変えられるようにお祈りください。

わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。

1コリント人への手紙3:6

宣教は主の働きであり、私たちのやることは地道に種を蒔き水を注ぎ収穫の主に祈る、そしていちばん初めに与えてくださったイエス様の愛を分かち合うことだということを再確認させられました。今回の宣教旅行を通し神様が愛する大阪の人々と関わる中でこのことを教えられたことを感謝します。