2020年秋号ニュースレター②

神の望む「新常態」!?

東京丸の内パートナーシップ(TMP)スタッフ
SamuraiProjects 研究者
原田元道

2020年7月4日(土)、我が家に二人目のいのちが誕生しました。一人目の時と同じく、新しいいのちの誕生と成長には目を見張ることばかりです。創造主なる神様の偉大さを思わずにはいられません。しかし今回の出産に際して、一人目の時と大きく異なる事がありました。それは「新型コロナウイルス」の世界的大流行です。これまで当たり前だと思っていたことが突然、当たり前ではなくなりました。「新常態(ニューノーマル)」は何かと誰もが頭を悩ませています。産科の人たちも例外ではありません。万が一にでも母体や新生児(胎児)が感染することがあってはならないと万全の上に万全を期そうとされています。 その結果、妻が利用した産院では当事者(妊婦)以外誰一人、産院内への立ち入りが許されていませんでした。陣痛が始まり産院に連れて行ったときはもちろん、産後しばらく入院している間でさえ、両親や親戚・友人だけでなく配偶者や子供たちの誰一人として建物内に入ることができませんでした。生れてきた子供との初めての対面はSNS上の写真でした。初めて聞いた子供の(泣き)声はSNS上でのビデオ通話を通してでした。実際に目の前で我が子の顔を見て、抱き上げることが出来たのは妻が産院から退院した日、子供が生まれてから5日が経っていました。これが「新常態」だと言われれば、そうなのかもしれません。しかし、頭のどこかでそう割り切れない自分がいるのも確かです。創造主なる神様が望まれている「新常態」とはどのようなものか。祈り求める日々が続きます。