
井端 輝行
ティエリさんと初めて出会ったのは小学生の時、牧師である父の皇居での祈りに付いていった時のことです。インバウンドを今ほど見なかった当時、「外国人」を見る機会はそうなかったのでよく覚えています。それから十余年経った2024年にこの詩篇MOGs会のお誘いを頂いた、この巡り合わせには驚かされます。
2024年、私は大手町にほど近い会社に転職してきました。給与は上がり労働環境はよくなりましたが、僕の心は神様から離れており、「これから」の仕事・生活に対する漠然とした不安と恐れがありました。何かを変えたくて、家と職場の間にあるTMPオフィスに行ってみることにしました。初めはただおしゃべりに行くという感覚でした。
詩篇の言葉に対しては反発がありました。旧約聖書を読むと「滅ぼす」とか「裁き」とか鋭いと感じる言葉も多く、自らが責められているような感覚があったのです。しかし、詩篇MOGs会での数多くの問いかけを通して、不安や反発の根っこにある間違った認識が次第に明らかになっていき、自分を覆っていた硬質化した殻がぽろぽろと取れていくようでした。そんな発見が楽しくて気づけば月に一回の定例会になりました。

一方、日常生活では相変わらず祈ることも礼拝に行くこともほとんどありませんでした。1年半が経って、会社での人間関係が原因で適応障害になり休職しました。日常生活での実践なしに、都合よく御言葉を摂取してきたツケが回ってきたのです。眠ることも食べることも満足にできなくなり、将来が真っ暗になったような気分でした。
しかし詩篇を通して、戦い、追い詰められ、傷ついたダビデが神の助けに頼る姿を見るにつれて、「将来に対する不安」という解決しえない悩みから、今与えられている恵みや用意されている神の助けに目が向くようになりました。
そう思えるようになってから、この会が「話して楽になれる」だけでなく「御言葉を通して励ましを受けられる」場所になってきました。礼拝に行くことが増え、生活の中で家族や友人のために祈る機会ができました。相変わらず睡眠の問題は抱えていますが、悲観的になり過ぎることなく復職に向けて努力することができています。一人では決してできなかったことです。
いつも、私の話を真剣に聞いてくださり、私のために祈ってくださるティエリさんとカレブさんに心から感謝をしています。本音で語り合い、御言葉とたくさん向き合える詩篇MOGs会は、多くの学びと喜びを私に与えてくれます。この活動がますます祝福されますように。
