
菅原 章友
勤務先:2021年にAstemo株式会社(日本車の部品を扱う企業)に入社し、東京駅近くの本社でコーポレート・コミュニケーションの仕事に携わっています。
所属教会: ホライゾンチャペル世田谷(単立)
主日の奉仕: 礼拝賛美のリード、メッセージの通訳、動画撮影
丸の内オフィスグループ:TGIF (Thank God It’s Friday) に参加中。共同リーダーの一人としてグループの運営・推進に携わっています。

「TGIFランチ(Thank God It’s Friday Lunch)」
一人の伝統的なサラリーマンとして、職場においてキリストの証人となることは、時に圧倒されてしまうほど難しく感じられます。約10年前に日本で働き始めた当初は、自由な社風のメディア系スタートアップ企業に勤めていました。その多彩な人が集まる環境では、CEOが「大麻でハイになる感覚」について熱弁を振るい、私は「神様こそが最高のハイを与えてくれる」と返せるような雰囲気がありました。しかし、5年前に大手町にあるフォーマルな企業環境へと転換すると、そうした自然な分かち合いは、敬語が行き交う礼儀正しくも控えめな職場の空気の中に消えてしまいました。
このようなフォーマルな環境で、どのようにして信仰を分かち合えばよいのでしょうか。クリスチャンであることや教会に通っていることを仄めかしてみても、相手は頷くだけで、それ以上深く興味を示してくれることはないように思えました。「危険なカルトの一員だと思われるのではないか」(これは日本の文化においては致命的です)という恐れから、自分の信仰を分かち合おうとする情熱は薄れていきました。少なくとも、アメリカで働いていた頃のような積極さは無くなってしまったのです。
いったい、その態度のうちどれほどが「霊的な分別」によるもので、どれほどが「知恵の皮をかぶったただの臆病さ」だったのでしょうか。
そうした自問自答を抱えていた時、遠藤 明さんが講師を務める全6回、週1度の6週間に及ぶ「職場の証人セミナー」コースについて知りました。このセミナーは、クリスチャンが職場において証人となるための学びを提供するものです。遠藤さんの教えは聖書の基本に基づいているだけでなく、自らの信仰を公にし、多くの人を福音へと導いてきた豊富な実体験に裏打ちされていました。そうした力強い証しを聞くことは大きな励ましとなっただけでなく、日本語で福音を伝えることが文化的にきわめて異質に感じられる日本において、クリスチャンの証人として生きるための実践的な気づきを与えてくれました。さらに重要なこととして、このセミナーは私自身の神との歩みや、この慌ただしい日々を歩むための霊的な規律にも光を当ててくれました。東京の密密とした都市環境で暮らす中で痛感したのは、たとえ自分自身の心の中であっても、世のストレスや思い煩いによって福音がいとも簡単に押しつぶされてしまうということです。
残業の絶えない日々の中で、正直に言えばセッションに参加すること自体が大変な時もありました。しかし、時間を作る価値は常にありました。自分と同じような課題に直面している他のクリスチャンたちの声を聞くことができたからです。企業社会において、私たちはしばしば霊的に孤立したり、閉ざされた状態にあると感じがちですが、互いに励まし合い、つながりを持てたことはかけがえのない財産となりました。そのつながりは、6週間のコースが終わった後も、同じ志を持つ信仰者の持続的なネットワークとして続いていくからです。
「ですから、私の愛する兄弟たち。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは、自分たちの労苦が主にあって無駄でないことを知っているのですから。」 (コリント人への手紙 第一 15章58節)